遠藤保仁

遠藤保仁

 

所属チーム ガンバ大阪

 

略歴

鹿児島県出身。桜島の近くで生まれる。サッカーの名門、鹿児島実業高校卒業後、横浜フリューゲルスに入団。その後紆余曲折を経てガンバ大阪に入団。現在に至るまで10年近くプレーし続けている。

現在は代表から遠ざかっているが、それも年齢を考えれば仕方がない。代表戦cap数は歴代1位である。ドイツワールドカップでは、フィールドプレイヤーで唯一出場機会を得られないという屈辱を味わったが、それ以降はブラジルワールドカップまで中心選手としての役割を果たした。そのプレースタイルから、日本の心臓、と言われる。

 

プレーの特徴

・チームのリズムを作り出す独特のパスセンス

・精度の高いパスと、視野の広さ

・FK、PKの名手である

 

総評

現在は代表に呼ばれていないが、その実力は折り紙つきである。彼は足が遅く、フィジカルも弱い。しかしそれを補ってあまりあるほどの技術があるのだ。遠藤と一緒にプレーする選手は、「パスにメッセージが込められている」と語る。また、チームのリズムを生み出す技術は一級品で、遠藤がいる試合といない試合とでは、チームの姿がまるで変わってしまうほどである。

そのプレースタイルの稀少性、必要性故に、長年後継者問題が取りざたされていた。その有力候補として、最近代表に定着した柴崎岳が挙げられる。もっとも、柴崎は後継者としてではなく、自分のプレーで代表に貢献したいと考えているようだが…

性格は非常にマイペース。有名なエピソードとして、ハーフタイムには必ずシャワーを浴びる、というものがある。

宇佐美貴史

宇佐美貴史

 

所属チーム ガンバ大阪

 

略歴

ガンバ大阪ジュニアユース出身。ユース時代から、「ガンバユースの最高傑作」と呼ばれる。その評価通り、トップチーム昇格後は大活躍を果たし、2011年にはバイエルンミュンヘンに移籍。華々しい活躍が期待されたが、ロッベンリベリーをはじめとする強力なライバルたちがいたためほとんど出場機会を得られず。その後ホッフェンハイムに移籍するも、結果を残せなかった。そのため、当時2部落ちしていた古巣、ガンバ大阪に復帰する。その後の活躍は周知のとおりである。

代表とはなかなか縁がなく、常に宇佐美待望論が囁かれていたが、なかなか呼ばれることはなかった。しかし、ハリルホジッチ監督就任後は呼ばれるようになり、スタメン出場することも多くなった。今後、代表の中心選手として活躍が期待される。

 

 

プレーの特徴

・するすると相手を抜き去るドリブル

・優れた得点感覚

 

総評

ポテンシャルに関しては日本で随一の物を持っていると言って間違いないだろう。しかし、ザッケローニ監督に「あまり進歩していない」と言われてしまったように、あまり成長が感じられなかった。もちろん、ここ最近の活躍は素晴らしいものがあるが。

攻撃性能で言えば、間違いなく代表でもトップレベルである。にも関わらず歴代の代表監督になかなか呼ばれなかったのは、宇佐美に守備力やハードワークがかけていたためだとされる。本人もそれを自覚しているようであり、改善に努めていると発言していた。

とにかく、ポテンシャルは間違いないものを持っているので、ぜひ代表でも活躍して欲しい。

川島永嗣

川島永嗣

所属チーム スタンダール・リエージュ(ベルギー)

 

略歴

大宮アルディージャを経て、川崎フロンターレに入団。第1GKとして活躍する。長らく代表にも呼ばれ続けていたが、楢崎正剛川口能活という強力な先輩2人がいたため、なかなかレギュラーを取れなかった。

しかし、南アフリカワールドカップの直前の試合でビッグセーブを連発、大活躍すると、楢崎を押しのけてそのままスタメンに定着。本大会でも活躍し、2度目の決勝トーナメント進出に貢献した。

同W杯後はベルギーのリールセに移籍。その語学力の助けもあってか、中心選手として活躍。ベルギーの名門、スタンダール・リエージュへの移籍を果たした。

 

プレーの特徴

・抜群の瞬発力を生かしたセービング

・後方からの的確なコーチン

 

 

総評

南アフリカワールドカップ以来、なんだかんだで代表のスタメンの座を守り続けている。個人的な意見だが、調子の村が曲げしい選手のように感じる。当たる日は「川島が止めてくれる!」と思わせてくれるようなプレーを見せるが、ダメな日は「それは止めてくれよ」と思わせられることも多い。すごいときは本当にすごいのだが…

海外挑戦の年齢は遅かったが、キーパーなのでこれからもしばらく活躍できるだろう。語学力も非常に高く、どこのリーグでもやれるはず。

弱点を挙げるとすれば、キックの精度ではないだろうか。第2GKに抜群のキック精度を誇る西川が控えているだけに、余計に精度の低さを感じてしまうのだ。ここはぜひ改善して欲しいところ。

川島よ、ビッグセーブを連発してあのドヤ顔をまた見せてくれ!